幕末の女流歌人・勤王家であった野村望東尼の隠棲したところ。勤皇の志士の密会に格好の場所となり、高杉晋作が匿われ、平野國臣等の多くの志士が訪れた。 慶応元年(1965年)筑前勤皇等弾圧事件、乙丑の獄(いっちゅうのごく)で捕縛され、糸島の沖に浮かぶ姫島へ流される。 高杉晋作が姫島より救出。1967年3月高杉晋作は下関で倒れる。また野村望東尼も同年11月に、防府市三田尻にて62年の生涯を閉じる。同年12月王政復古の大号令が発せられる。 福岡市中央区平尾5-2 <海鳥社・福岡市歴史散策>より