主基斉田跡
昭和3年(1928)11月、京都御所で行われた昭和天皇の即位式で、西の殿舎『主基殿』に供える新米が、脇山の石津新一郎氏が所有したこの斉田より献上されました。東の殿舎『悠紀殿』に新米を献上する滋賀県と共に全国から選ばれ、当時の脇山村では、古式により田植えから収穫仕上げまで、村を挙げての大行事となりました。この斉田から白米3石(450kg)が献上されました。
ちなみに、これはすべて、石津家の奉仕と決められたため、無事終了するまでには、多額の費用を要し、それらが全て石津家の負債となったということです。
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