くじら石
唐泊は博多の海の玄関として、古くから海運の湊、漁師の浦として栄え、藩政時代の五ヶ浦廻船の根拠地でした。
その千石船を係留するため、海中の大岩に穴を開け、船を繋いだのがこの「つなぎ石」です。
外浦から内浦にかけて大小のつなぎ石がありましたが、海岸工事のため埋立てられました。
この二つの石は、
記念に引き揚げられてここに移し置かれたものです。
それから明治時代になると、寄り鯨を見つけると、浦の漁師が総出してクジラ網で岸に引き寄せ、
この石に縄で繋いだことから、「くじら石」とも呼ばれるようになりました。案内板より |