明星寺のボダイジュ
ボダイジュはシナノキ科の落葉喬木で、中国原産です。葉は心臓形をしており、夏、葉の付け根に細長い葉状の苞を出し、その中央に花軸を出し、先端分枝して花を開きます。花は淡黄色の五弁花で芳香があり、球形の実を結びます。
ボダイジュが日本に初めて移入されたのは、約1千年前の筑前であり、日本から中国へ渡った僧が仏教のシンボルとして持ち帰り、信仰する寺に献木したり、中国から使節が土産として持参したそうです。『明星寺のボダイジュ』は、樹高16m、胸高周囲3.7m、6本に分枝しており、枝張りは東西9m、南北16mあります。開花は6月10日前後です。
伝説では、明星寺を再興した鎮西(聖光)上人がたてた杖が成長して、このボダイジュになったと言う伝説の樹です。
明星寺のボダイジュと元亨二年在銘法橋琳弁石卒塔婆 |