板碑とは供養のために建てられた石塔婆の一種で、中世特有の石造物と言われています。 この板碑は玄武岩を用いて作られたもので、頭部は斜めに仕上げられていますが、下部は銘文の一部と共に欠損しています。 上部中央にある径13センチの円相の中にバク(釈迦如来)を示す梵字を薬研彫りしています。 銘文は以下のとおりです。 右造立如件/聖中禅門/正平廿一年七(以下は欠失しています) 福岡市東区松島1-37 松島公園内