そのなかに、 ・桜花(はな)惜しむ 大和心の うるわしや とわに匂わん 花の心は の一首があって、当時の筑前の花守り、進藤一馬福岡市長の返歌と知れました。 こうして、檜原桜は『終の開花』を許されたのです。 このことを郷土出身の作曲家團伊玖磨氏が、名随筆『パイプのけむり』にとりあげられ、 『リーダーズ・ダイジェスト』に転載されて海外の話題にもなりました。 花吹雪が散って 薫風のころ、桜の枝に ・葉桜の そよぐ梢の 風涼し 花守り市長の 情け通じて の一首がありました。 情理あふれた市の配意で道路が桜を生かす計画に変更されて、永久の開花がかなえられたのです。 次へ |
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桜が満開です |